登場人物紹介



日下部和弥

主人公。
この二十一世紀現代において侍を目指している高校生。
あることをきっかけに九十九神の宿った菊一文字を手に入れた彼は、他の九十九神から町を守るため菊と一緒に闘うことを決意する。
侍になりたいと思いつつもやっぱり人前で言うのは恥ずかしいので、こっそりと侍を目指して毎日身体を鍛えていたりする。
戦う事は嫌いじゃないが、自分の身を守ることに関しては無頓着で、鍛えた力は誰かを守るとき以外には使わないと心に決めている。

『神殺し』の力を持つ菊一文字の所有者。


菊一文字の九十九神。
ある日和弥に刀を渡した時から、和弥と行動を共にすることになる。
何やらやたらと強い九十九神のようで、周囲の神々からは一目置かれている節がある。
朝のTV番組コーナーでやっている占いが好きで、毎朝欠かさずそれを観ては騒いでいる。なぜか冷蔵庫の仕組みも知りたがっている。
和弥のパートナーであり、剣の師匠も兼ねている。

菊一文字が何時どこで作られたのか、決して彼女の口から聞かされることはない。
朝倉麻衣

和弥の幼馴染み。
学校の生徒会長を務めるが、一方で剣道部の部長をやっている。
基本的に真面目な正確で、何事もそつなくこなすところから、和弥から「おんなじ学校へ通っていたのにこの差(主に成績)はなんだ?」と疑問視されている。
和弥がなんで身体を鍛えているのか、その事情(恥ずかしい夢)を知っている唯一の人物。
真面目な正確だが、一方で自分の事に関して人に頼らず何でも自分でやろうとする所もある。結構意地っ張りな部分も。
村美里

和弥が通う学校の先輩(三年生)。
天然が入っているらしく、よく転んだりしている。
和弥と初めて出会った時も寝惚けていたせいで壁に頭をぶつけるというハプニングを起こしている。
だがしかし本人はしっかり屋さんのつもりなのであるからして困ったものだ。
肉まんが大好き。学校帰りのコンビニでいつも謎の新作にチャレンジしている。
料理が得意。
日下部智恵

和哉の妹。
兄を超えるお気楽な性格と自由な行動、その言動、そして思い込みは日下部家のトラブルメーカーなのだが、家事全般は兄より得意。しかしめんどくさがりでもあるので、多少晩ご飯がおいしくなくても料理はお兄ちゃんに任せちゃうよ!
その性格故か、突然家に住み着くこととなった菊とはすぐにうち解けて仲良くなる。
水野正祥

和弥の友人。和弥から「マサ」と呼ばれている。
無類の本好きで、図書委員じゃないのに図書室の鍵を持っていたりする。読み始めると自分だけの世界に没頭し、周囲の声など耳に入らなくなる。
出来るだけ目立たずこっそりと生きていきたいと願い、自分なりに目立たない格好と性格で学校生活を送ろうとしていたが、「実は優秀」であることを麻衣に悟られ、生徒会委員へ引っ張り込まれてしまう。
「目立たず生きたい……」と呟く度に、和弥はその七三分けな髪型を思わず観てしまうが、本人はまだその理由に気付いていない。
小台先生

和哉達が通う学校の先生。教科は古文。大らかな性格となぜか運動部の部長連中を負かす身体能力で長年校内人気bPの地位を不動のものとしている。もちろん現在進行形である。
得意技はチョーク投げで、授業中に寝ている不届きな生徒の頭へチョークをぶつけることに関しては百発百中の腕を持つ。
一番得意なのは人生相談だったりするが、その時に語るこの人の人生観はビックリするほど凄すぎてあまり参考にならない。
アルバン・アベラール

謎の変人。
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